Everflon™ PFA C-410（パーフルオロアルコキシ）フッ素ポリマー樹脂は、Everflon™ PFAの耐薬品性および耐高温性に加え、帯電防止レベルの導電性も備えています。
Everflon™ PFA C-410樹脂から適切に加工された製品は、フッ素ポリマー特有の優れた特性、すなわち、250℃での使用後も特性を保持し、-196℃でも有効な特性を示し、ほぼすべての工業用化学薬品および溶剤に対して化学的に不活性です。
成形製品は、適度な剛性、優れた靭性、低い摩擦係数、非粘着性、高温使用時の耐クリープ性、そして優れた耐候性を備えています。
これらの樹脂は、従来の射出成形および押出成形プロセスで加工可能です。また、高温加工においても高い溶融強度と熱安定性を有しています。
デｰﾀﾘｽﾄ
Everflon™ PFA C-410ﾌｯ素樹脂の暫定的な標準特性デｰﾀ
| Properties | Test Method&Unit | Typical Value |
| 372℃/5.0kg重量でのメルトフローレート | ISO 12086 ASTM D3307 g/10 min | 6-8 |
| 融点 | D4591 °C | 300 |
| 比重 | D792 | 2.15 |
| 臨界せん断速度、372 °C | 1/s | 30 |
| 抗張力 | ISO 12086 ASTM D3307 MPa (psi) | 36 (5200) |
| MIT折りたたみ耐久試験 | ASTM D2176 Cycles | 80,000 |
| 伸長 | ISO 12086 ASTM D3307 % | 300 |
| 体積抵抗率 | Excellent | |
| 耐候性と耐薬品性 | ISO 3915 ohm·cm | 0.1 |
代表的な用途
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Everflon™ PFA C-410ﾌｯ素樹脂は､従来の熱可塑性樹脂加工技術(溶融押出･圧縮成形､射 出成形､ブﾛｰ成形)で加工できます｡吸収水分を除去するため､100℃で4時間乾燥するこ とをお勧めします｡溶融樹脂との接触面には耐腐食性金属を使用してください｡押出機のバ ﾚﾙは､樹脂を約400℃まで加熱するための滞留時間を確保するために､L/D比が20:1~ 25:1となるように長くする必要があります｡Everflon™ PFA C-410は粘度が低いため､Everflon ™ PFA C-403よりも高速に加工できます｡ |
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Everflon™ PFA C-410樹脂を使用する前に､安全デｰﾀｼｰﾄおよび最新版の｢ﾌｯ素樹脂 の安全な取り扱いに関するガｲド｣を参照してください｡
容器の開封および使用は､局所排気装置(LEV)を備えた換気の良好な場所でのみ行ってく ださい｡Everflon™ PFA C-410の熱処理中に発生する蒸気および煙は､作業区域から完全に 排出する必要があります｡これらのポﾘﾏｰによるﾀバｺの汚染は避けなければなりません ｡熱処理中に発生する蒸気および煙が適切に排出されていない場合､またはEverflon™ PFA C-410に汚染されたﾀバｺや紙巻きﾀバｺを吸った場合､悪寒､発熱､喉の痛みなどのｲﾝ ﾌﾙｴﾝザ様症状を引き起こす可能性があります｡これらの症状は､曝露後数時間経過する まで現れない場合があり､通常は約24時間以内に治まります｡ﾏグﾈｼｳﾑやｱﾙﾐﾆｳﾑ などの微細金属との混合物は､状況によっては可燃性または爆発性を示すことがあります｡
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| The world's most advanced Conducitve PFA Middle Melt Flow. | |||||||||
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